日記

化粧台の引き出しを片付けながら、選び方を見直した午後

化粧台の引き出しを片付けようと思ったのは、開けるたびに何かが引っかかる感じがしていたからだ。乳液のボトルとオイルの小瓶、使いかけのコットン、試供品の袋。順番も何もなく詰め込まれていて、探すたびに手が迷っていた。平日の午後、少し時間ができたの...
日記

満員電車の窓に映った、疲れた顔を見た夜

今日は残業で、家に着いたのは九時をまわっていた。満員電車の窓に、ぼんやりと自分の顔が映っていて、あ、今日はずいぶん疲れた顔をしているな、と他人事みたいに思った。八月の東京は夜になっても蒸し暑くて、駅を出た瞬間にどっと汗がにじむ。マスクの跡が...
日記

給湯室の鏡に映った、頭皮の乾きに気づいた午後

昼過ぎ、コーヒーを淹れ替えようと立ち上がったとき、窓から差し込む光がやけに眩しくて、思わず目を細めた。ガラスに映った自分の髪を見て、なんとなく手ぐしを通してみる。指先が頭皮に触れた瞬間、いつもより乾いている気がした。エアコンの効いた部屋にず...
睡眠・休息

朝ごはんを抜かなくなった、この夏の小さな変化

もともと朝に弱くて、目覚まし三回のスヌーズがデフォルトだった。ワンルームの狭いキッチンで、コーヒーだけ流し込んで家を飛び出す。それがずっと当たり前だったんだけど、今年の夏はちょっと違う。きっかけは特に大したことじゃなくて、休日の朝にゆっくり...
日記

昼食のあと、伸びをしながら考えた眠りのこと

昼食を終えて席に戻ると、窓から差し込む光がいつのまにか高くなっていた。パソコンの画面から目を離して、椅子の上で大きく伸びをする。背骨がぱきぱきと鳴って、少しだけ肩の重みが軽くなった気がした。ここ最近、寝る時間がじわじわと後ろにずれていた。仕...
日記

宅配便の箱を開けながら、選んだ理由を数えてみた午後

宅配便のチャイムが鳴ったのは、午後三時を過ぎたころだった。頼んでいた化粧水と乳液がようやく届いて、玄関先で箱を開けながら、なぜこれを選んだのかをもう一度考えてみた。正直に言うと、選ぶ基準はいつもそんなに難しくない。パッケージの言葉に惹かれる...
睡眠・休息

朝の光がまだやわらかい時間に、少しだけ自分を甘やかす話

まだ蝉の声も控えめな六時前に、目が覚めてしまう朝が続いている。冷房を弱めにしていたせいか、それとも単に暑さで浅い眠りだったのか、いつもより早く布団から出て、カーテンを少しだけ開けてみる。ワンルームの窓から差し込む光は、まだやわらかくて、昼間...
ヘアケア

給湯室の鏡に映った、結び目のあたりの心もとなさ

昼休みが終わって、給湯室でコーヒーを淹れながら、ふと備え付けの小さな鏡に自分の後ろ姿が映った。結んだ髪の分け目のあたりが、なんだか心もとない。朝は前しか見ていないから気づかなかったけれど、後ろから見ると地肌がうっすら透けて見える気がして、少...
睡眠・休息

熱いシャワーをやめてみた夜、肌が少し落ち着いた気がした

今日は水曜日。仕事帰り、駅を出た瞬間にむわっとした熱気に包まれて、もうそれだけでどっと疲れてしまった。東京の夏はほんとうに容赦がない。うちに帰ると、いつもならまずシャワーを熱めに浴びてさっぱりするのが習慣だった。汗も汚れも一気に流したくて、...
食事

冷房の風が直撃する席で、氷なしを頼むようになった話

午後二時、オフィスの冷房が一番強くなる時間。私の席はちょうど吹き出し口の真下で、袖から入る風が肌を乾かしていくのがわかる。前は全然気にしていなかった。でも半年前くらいから、夕方になると頬のあたりがつっぱるようになって、それが冷房のせいだと気...