午後二時、オフィスの冷房が一番強くなる時間。私の席はちょうど吹き出し口の真下で、袖から入る風が肌を乾かしていくのがわかる。前は全然気にしていなかった。でも半年前くらいから、夕方になると頬のあたりがつっぱるようになって、それが冷房のせいだと気づくまでに、結構時間がかかった。最初は乾燥の季節でもないのにと不思議に思っていたくらいだ。
原因がわかってから、まず試したのは休憩時間の飲み物を変えることだった。いつもは氷たっぷりのアイスコーヒーを頼んでいたけれど、最近は氷なしか、ぬるいお茶にしている。冷たいものを一気に飲むと体温が下がって、そのぶん代謝も落ちる気がして。これは科学的な話というより、あくまで私の体感の話にすぎないけれど、続けているうちにしっくりくるようになった。
あとは、席を立つタイミングを増やした。一時間に一回、コピー機まで歩くとか、給湯室でコップを洗うとか、そんな小さな理由をわざと作っている。動くと血の巡りが良くなる感じがして、乾燥のつっぱり感も少しましになる気がする。デスクの引き出しにはハンドクリームを置いていて、資料と資料の合間、ふとした時間に塗るのも習慣にした。香りより、塗った直後の手触りの変化のほうが気に入っている。
大きく変えたことは何もない。氷を抜いた、席を立つ回数を増やした、手を保湿する回数を増やした、それくらい。でも小さいことを続けていると、夕方の肌の感じ方が前と少しずつ違ってきた気がする。効果があったと言い切れるほどの確信はまだないけれど、続けてみる価値はあると思っている。
明日も同じ時間に、同じ風が吹く席に座る。今度は氷なしのお茶を持って。
※この記事は個人の体験・感想であり、効果を保証するものではありません。肌に合わない場合は使用を中止してください。

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