昼食を終えて席に戻ると、窓から差し込む光がいつのまにか高くなっていた。パソコンの画面から目を離して、椅子の上で大きく伸びをする。背骨がぱきぱきと鳴って、少しだけ肩の重みが軽くなった気がした。
ここ最近、寝る時間がじわじわと後ろにずれていた。仕事のあと、なんとなくスマホを眺めてしまって、気づけば日付が変わっている。そうして迎えた朝は、鏡の中の自分の顔がどこか重たく見える。目の下の影が濃いような、頬のハリがいつもより少ないような、そんな気がしてしまう日が増えていた。
今日は珍しく前日にきちんと眠れていたからか、午後になっても頭がすっきりしている。同僚に「今日顔色いいね」と言われて、少し照れくさかった。自分では大した変化のつもりはなかったけれど、眠りが足りているかどうかで、こんなにも見た目の印象が変わるものなのかと驚く。
水分をこまめに摂ることも、最近意識するようになった一つだ。コーヒーばかり飲んでいた頃より、合間に白湯や水を挟むようにしてから、なんとなく肌がつっぱる感覚が減った気がする。もちろん気のせいかもしれないし、季節や体調のせいもあるだろう。それでも、小さな習慣を積み重ねることが、遠回りのようでいて一番自分に合っているのかもしれないと思う。
そういえば、以前は休みの日になると生活リズムが一気に崩れていた。夜更かしをして、昼過ぎまで寝て、また夜に眠れなくなる。その繰り返しをやめて、休日でも起きる時間だけはあまり変えないようにしてから、月曜の朝がずいぶん楽になった。肌の調子と生活のリズムは、思っていた以上につながっているのかもしれない。
午後の光が机の上を静かに滑っていく。今夜はもう少し早く布団に入ろうと、心の中でそっと決めた。
眠りと肌の関係については、眠っているあいだに体の回復が進むとよく言われている。夜更かしの翌朝に顔が重たく見えるのは、たぶん偶然ではないのだと思う。難しい理屈はわからなくても、「よく寝た朝の顔は機嫌がいい」という自分なりの観察結果があれば、早く布団に入る理由としてはじゅうぶんだ。
スマホとの距離の取り方も、少しずつ工夫している。寝る前の画面の光は眠りに影響しやすいと聞いてから、布団に入ったら充電器はキッチンに置くようにした。手の届く場所にあると必ず触ってしまう性分だから、物理的に離すのがいちばん効く。おかげで最近は、眠りに落ちるまでの時間が短くなった気がする。
完璧な睡眠習慣にはほど遠いけれど、休日の起床時間を守ることと、寝る前のスマホ断ちと、こまめな水分。この三つをゆるく続けるだけでも、月曜の鏡の中の自分がずいぶん違って見える。今夜も日付が変わる前に、ちゃんと電気を消せますように。
それから、昼食後の眠気との付き合い方も最近の研究テーマだ。食べすぎた日の午後はまぶたが重くなるので、腹八分目を意識するようになった。どうしても眠い日は、目を閉じて数分だけぼんやりする。短い昼の休息は午後の集中に役立つと言われているし、実際、五分の目つむりだけで午後の踏ん張りがきく気がする。眠りは夜だけの話ではないらしい。
手帳の隅に、その日の睡眠時間をメモする習慣も始めてみた。数字にしてみると、調子のいい週とそうでない週の差がはっきり見えて、自分の適正ラインがなんとなくわかってくる。私の場合は六時間半を切ると翌日の顔に出るらしい。データというほどのものではないけれど、自分の取扱説明書が一行ずつ増えていく感覚が楽しい。
※この記事は個人の体験・感想であり、効果を保証するものではありません。肌に合わない場合は使用を中止してください。
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