土曜日の昼下がり、買い物のついでに寄ったドラッグストアで、いつもより長く試供品コーナーの前に立っていた。棚には見慣れないパッケージがいくつも並んでいて、裏の成分表示を眺めるのがちょっとした癖になっている。難しい単語が並んでいると、それだけで「なんだかすごそう」と思ってしまいそうになるけれど、最近はその感覚をいったん脇に置くようにしている。
数年前まではランキングサイトや口コミの点数ばかり気にしていた。星の数が多いものを選べば間違いないような気がしていたけれど、実際に使ってみると自分の肌にはしっくりこないことも多かった。合わなかった瓶がいくつも洗面台の下に眠っている。今日はその反省もあって、テスターを手の甲にのせて、しばらくそのままにしてみた。
香りの強さ、なじむまでの時間、乾いたあとの手触り。数字や成分名ではわからないことが、肌の上にはちゃんとある。隣で子どもが騒いでいる声が聞こえて、少し我に返る。棚の端から端まで見て回っても、結局これというものには出会えなかった。名前を知っている成分が入っているからといって、自分の肌に合う保証はどこにもないのだと、改めて思う。
結局、今日は何も買わずに店を出た。焦って選ぶよりも、もう少し自分の感覚を信じてから決めたいと思ったから。以前の自分なら、何か買わずに帰るのは損した気分になっていたと思う。でも今は、選ばなかったことも一つの選択だと思えるようになった。
外に出ると、午後の日差しがアスファルトに反射して眩しかった。日傘の陰に入りながら、家に帰ったら今使っているものを最後まで使い切ろうと決めた。新しいものに手を伸ばす前に、今あるものとちゃんと向き合う。そんな当たり前のことを、成分表示の前でようやく思い出した土曜日だった。
成分表示が難しくて読めないときはどうすればいい?
すべての成分名を理解できなくても、選ぶことはできると思っている。私はテスターがあれば手の甲にのせて少し時間を置き、香りの強さ・なじむまでの時間・乾いたあとの手触りを確かめるようにしている。数字や成分名だけではわからないことが、肌の上には確かにある。
ランキングや口コミの評価だけで選んでも大丈夫?
星の数が多いものを選べば間違いない、というわけではなかった。実際に使ってみて自分の肌に合わなかった瓶が、洗面台の下にいくつも眠っている。名前を知っている成分が入っているからといって、自分の肌に合う保証はどこにもないと今は思っている。
化粧品はどのタイミングで新しいものに変えるべき?
今使っているものを最後まで使い切ってから、次を選ぶようにしている。ころころ変えていると、肌が今どんな状態なのか、何が合っているのかが見えなくなりやすい。ひとつのものをしばらく使い続けるからこそ、季節や体調による変化に気づきやすくなる。
※この記事は個人の体験・感想であり、効果を保証するものではありません。肌に合わない場合は使用を中止してください。
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「使い切ってから次を買う」というのは、節約のためでもあるけれど、肌のためでもあると思っている。ころころ変えていると、肌が今どの状態なのか、何が合っているのかが見えなくなる。ひとつのものをしばらく使い続けるからこそ、季節や体調による変化に気づける。浮気性だった昔の私に教えてあげたい発見だ。
何も買わなかった土曜日の帰り道は、不思議と満ち足りていた。買うことでしか得られない楽しさもあるけれど、選ばないことで守れるものもある。洗面台の下の「合わなかった瓶コレクション」をこれ以上増やさないこと。それが当面の、私の小さな目標だったりする(笑)。
帰宅してから、洗面台の下の「合わなかった瓶コレクション」をあらためて数えてみたら、五本もあった。合計金額を考えると軽くめまいがするけれど、あれは授業料だったと思うことにしている。あの五本のおかげで、今の慎重な選び方がある。もう増やさないことを目標にしつつ、たまに引き出しを開けて初心を思い出す。失敗の陳列棚も、使いようによっては役に立つ。
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