汗だくで駆け込んだ夜、成分表示の前で立ち止まった話

日記
お知らせ:「さき」は自分ケア編集部が創作した架空の人物であり、実在する人物ではありません。このブログは、編集部が一人称のエッセイ形式でまとめた体験談・情報コンテンツです。内容は個人の感想を模したものであり、効果を保証するものではありません。

八月に入ってから、汗のかき方が去年と違う気がする。今日も仕事帰り、駅前のドラッグストアに寄った。涼しい店内に入った瞬間、肌がほっとするのがわかる。

目当ては化粧水だったんだけど、いつのまにか成分表示をじっと見る癖がついていて、気づいたら五分くらい棚の前で固まっていた。前はパッケージの雰囲気とか、香りで選んでたのに。乾燥・敏感肌だと自分で言うようになってから、裏の小さい文字を読むのが習慣になった。とはいえ全部の成分がわかるわけじゃなくて、知らない単語に出会うたびにスマホで検索する自分が、ちょっと面倒くさい人みたいだなと思う。

夏は汗をかく分、さっぱりした処方のものが欲しくなる。でも去年の自分は、さっぱり系を選んで逆に乾燥がひどくなった気がして、結局今の季節でも少しとろみのあるテクスチャーに戻ってきている。人に説明したら「結局どっちなの」って言われそうだけど、自分の肌相手だとそのくらいふらふらしてもいいのかな、と思う。同じ成分でも、季節や体調でしっくりくる感じが変わる気がするのが、なんだか不思議だ。

会計のとき、ポイントカードを忘れたことに気づいて、小さくため息をついた。こういう詰めの甘さ、我ながら定番だったりする(笑)。それでも、涼しい店内で少し立ち止まって自分の肌のことを考える時間は、暑い一日の中でわりと好きな時間だったりする。帰り道、生ぬるい風にあたりながら、今日はちゃんと自分のために選べた気がして、少しだけ機嫌がよかった。

家に帰って早速使ってみたら、いつもよりべたつかない気がして、今のところ私には合っている気がする。正解はきっと一つじゃなくて、今の季節の自分に合うものを、その都度探していくしかないんだろうな。

※この記事は個人の体験・感想であり、効果を保証するものではありません。肌に合わない場合は使用を中止してください。

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成分表示を眺めるようになって覚えたことのひとつに、表示は配合量の多い順に並んでいるらしい、というのがある。最初の数行を見るだけでも、さっぱり系なのかしっとり系なのか、その商品の性格がなんとなく伝わってくる。もちろん素人の読み方だから当てにならないこともあるけれど、選ぶときの手がかりがひとつ増えただけで、棚の前で立ち尽くす時間は少し短くなった。

夏の保湿については、汗をかいているからといって肌が潤っているわけではないらしい、という話も聞いた。汗と肌のうるおいは別物なのだとか。去年さっぱり系で乾燥がひどくなったのは、そのあたりに理由があったのかもしれない。べたつきが嫌で保湿を減らすと、かえって調子を崩す。私の一年間のふらふらは、遠回りだったけれど無駄ではなかったと思いたい。

ドラッグストアの棚の前で自分の肌のことを考える五分間は、忙しい日常の中の小さな自習時間みたいなものだ。次に来るときは、ポイントカードを忘れずに。それだけが今日の反省点だったりする(笑)。

帰宅後、新しい化粧水のボトルを洗面台に置いて、古いものと並べてみた。ラベルの成分表示を読み比べるなんて、一年前の私からは想像もつかない変化だ。知識が増えるほど選ぶのは慎重になるけれど、その分、選んだものへの納得感も増える。買い物の楽しみ方が、少し大人になった気がした夜だった。

ちなみに、テスターを試すときは手の甲より腕の内側のほうが顔の肌に近いと聞いてから、店では袖をまくって試すようになった。傍から見たら少し不審かもしれないけれど、現品を買って失敗するよりずっといい。こうして少しずつ自分なりの選び方の型ができていくのが、地味に嬉しかったりする。

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