火曜日の午後二時。パソコンの画面から顔を上げると、思っていたより時間が進んでいて驚いた。今日は朝からメールと会議が続いて、気づけばお昼を食べそびれていた。空腹だと気づいたのも、お腹が鳴ってからだった。給湯室の脇にある自動販売機の前でしばらく迷って、結局いちばん手前にあったおにぎりを一つだけ買い、机に戻る間もなく立ったまま頬張った。冷たいお茶で流し込むように食べ終えると、午後の会議までもう時間がなかった。
米粒を飲み込みながら、ふと頬のあたりに違和感があることに気づいた。乾いているのに、なぜか突っ張るような、少し落ち着かない感覚。鏡を見たわけではないのに、肌の表面がざらついているのがなんとなくわかる。エアコンの効いたオフィスにずっといたせいかとも思ったけれど、それだけではない気がした。いつもの時間に食べていないだけなのに、肌はこんなにも正直に反応するんだと、少し驚いてしまった。考えてみれば、朝ごはんも慌ただしく済ませていたし、今日は一日を通して、体をきちんと満たせていなかったのかもしれない。会議中もずっと、頭の片隅でその違和感が気になっていた。画面越しに相槌を打ちながらも、意識の半分は自分の頬の感触に向いていたように思う。

お昼を抜くと、夜の自分がなんだかそわそわしてる気がする
食事のリズムが乱れると、血糖値が急に上下しやすくなると言われている。空腹の時間が長く続いた後に急いで糖質を摂ると、血糖値の変動が大きくなりやすく、それが肌のコンディションにも関わっているらしい。血糖値が大きく揺れることで体の中で炎症のようなものが起きやすくなり、それが巡り巡って肌のくすみやざらつきにつながることもあるのだと、以前どこかで読んだ気がする。また、食事の間隔が空きすぎると、体が次に備えて栄養を溜め込もうとする働きが強くなり、結果として肌のバランスが乱れやすくなるとも言われている。忙しい日ほど後回しにしてしまう食事だけれど、食べるタイミングそのものが、肌の土台に関わっているのかもしれないと思うと、なんとなく見方が変わってくる。栄養バランスばかりに気を取られていたけれど、いつ食べるかということも、同じくらい大事なのかもしれない。睡眠や運動と同じように、食事にもリズムがあって、それが崩れると体のあちこちに小さなしわ寄せがくるのだろう。
その日の夜、いつもより丁寧に食事を用意して、湯気の立つ味噌汁を一口飲んだ瞬間、頬の突っ張り感がすっと和らいだ気がした。気のせいかもしれないけれど、小さな習慣を整えるだけで、こんなに気持ちまで落ち着くとは思わなかった。温かいものをゆっくり噛んで食べる、それだけの時間が、思っていた以上に自分を整えてくれるのだと知った夜だった。テレビもつけずに、湯気だけを眺めながら食べる十五分間は、今日いちばん静かな時間だったように思う。
忙しさを理由に、いちばん後回しにしてしまうのが食事だったりする。でも今日みたいに肌がざわついた日は、体が小さく発しているサインなのかもしれないと、最近は思うようになった。完璧なタイミングで三食きっちり食べるのは難しくても、せめて空腹を長く放っておかないこと、慌てて詰め込まないことくらいは、これから意識してみようと思う。明日はちゃんと、時間通りにお昼を食べようと思う。それだけのことだけれど、なんだか自分を大事にできた気がする一日だった。忙しさに流されて後回しにしてしまう小さなことほど、実は肌にも心にも、静かに響いているのかもしれないと、今日はそんなふうに思った。
※この記事は個人の体験・感想であり、効果を保証するものではありません。肌に合わない場合は使用を中止してください。
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